リップヴァンウィンクルの花嫁を見た
リップヴァンウィンクルの花嫁を見ました。
結論から言うと、終始イライラしっぱなし。
180分もあるんだけど、「なんで休みの日にDVD見てまでイライラしないといけないんだろう、もう最後まで早送りしてやろうか」っていう気持ちで見てました。
それでも最後にはなんとかいい形で収まるんだろうと期待してましたが、だめでした。
Twitterでは気持ちが収まらなかったので、ネタバレありで語ってみます。
この人とほぼ同じ感想です。
1.ななみ(主人公)の喋り方が無理。
なに、あの鼻にかかった喋り方…こびてるやつ?天然の人のやつ?
あの話し方のせいで、黒木華がしゃべるたびにイライラしっぱなしでした。
現実の世界では、別に友達がああ言う話し方しててもイライラしないんですが…
生理的に受け付けないってやつでしょうか。
あと、修羅場にいきなりしゃっくりし始めるって何?w
あとからお義母さんの陰謀っぽいことがわかるんだけど、それでもイライラしたわw
こういうのって客観的に見すぎてるからですかね。
全部演技だと思うので、まんまと監督と黒木華の手の上で転がされた反応だとは思うのですが。
2.ななみの性格が無理。
他の人のレビューにもあったけど、ななみ自分がなさすぎ。
実の母親が別の若い男と駆け落ちして子供の頃に離婚してたり、結婚式に親族がほとんど来れなかったり(駆け落ちのせいだよね?)
ななみの人生は決して楽なものだったわけじゃないと思うんだけど、
なんであんなに楽観的なの?何でもかんでも人に頼ろうとするの?
まず調べたり自分で考えたりしないの?
安室が変な人じゃないかとか、相場とか自分で調べないんだろう…。
作中でネットを良く使ったりしてるくせに、謎。
ネットやってる人にあんなに猜疑心ない人いる?見たことないんだけど。
普通、危ないってわかってる人を家に入れたりしないよね?
っていうか知らない人からピンポン押されても普通でないよね?
なんでのこのこホテルまでついてってんの?馬鹿なのかこいつ?
しかも、最初から安室を頼ってんのになんでお金の部分だけ過敏なんだよw
安室「浮気調査はだいたい50万円程かかりますが、30万円でいいですよ」
ななみ「えっ、30万円でも高いですよ」
ほんとに大人のやり取りか?
この性格は大変な境遇から身につけた処世術なのかもしれないけど、
人生がどんどん良くない方向に流れてるのわかってるのに、
どうして自分でなんとかしないんだろう…流されるばっかで全然改善しないよね?
だから安室みたいな不審な男に付け込まれて振り回されるんだよ。
ななみは私と性格が違うからだと思うんですが、
全然この性格に理解できなくて感情移入ができず、イライラしっぱなしでした。
クラシックや映像はきれいなんだけど、それにすらイライラしてくるというかw
おんなじような「人生転落系」でも、「100万円と苦虫女」のほうがずっとずっと好きです。
大変な目にあっても、自分の足でなんとかしようとしているところがステキに思えるから。
もちろん、色んな人がいてどっちのような人もいて当たり前というのはわかって入るものの、好みの問題でしょうね。
ななみの甘ったれた性格が顔にまで反映されている気がして、
黒木華自体もきらいになりそうでした。
3.どこに設定が生きているのかわからなかった。
ストーリーのどこに生きているのかわからない設定や、
時間の無駄にしか思えない、意味があると思えない映像がたくさんあったと感じました。
例えば、
ななみは派遣の非常勤教師
ななみは生徒から嫌がらせを受けていた
ななみの元夫はマザコンで元教師だった
二人の披露宴では子供の頃からのストーリーを親に見せる演出をした
ななみと真白は披露宴の参列アルバイトのあとふたりで飲みに行き、カラオケスナックでふたりで歌った
長く時間をとった割に、それで何が言いたかったのか全くわからなかったです。
時間稼ぎ?
小説を読んだらもう少しわかるのかもしれません。
結論
次からDVDを借りるときは、まず上映時間をチェックするようにしたいと思います。
それ以外はもうしょうがないな、運だわ!
映画はやっぱり当たり外れが大きい気がします。
yahoo映画とかの評価は全体的に高いようなので、見る人によるかもしれません。
評価が高いってことは、私が↑で書いたようなことはたぶん、みんなスルーできているんだろうなと思うので…